sazabinクルマ一本道!!

元某ディーラー販売員が、車に関することを書きしたためるブログ。メインは試乗記のインプレッションですが、その他クルマに関することを素人目線から書いていきます。また、愛車の整備録や趣味関連なども記載していきます。なお、本ページは広告収入を得ています。

試乗インプレッション☆ DS・DS3(Chic)

4月も半ばを過ぎ、段々暖かくなってきましたね🙂
桜のシーズンも徐々に終わるなか、本日は東京は青山にあるDS STORE TOKYOさんにて、DS3を試乗させて頂きました☺️

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DS DS3 <投稿者撮影>
多分、殆どの方は「DSってどこのメーカー?🤔」って思うと思うのですが、知らない方が多いのも無理はなく、出来たのが最近なんですね。
それまではシトロエンの一車種、一ブランドだったのですが2015年から独立した一ブランド、メーカーとしてDSが立ち上がった、というわけなんです。
なので、今回試乗したDS3も以前はシトロエン社のDS3、だったのですが、現在はDS社のDS3、ということなんですね。いわば暖簾わけみたいなものです😃
なので、国籍としてはおフランス🇫🇷になります。

お国柄なのか、はたまたDSの方向性自体がそうなのかはわかりませんが、ショールームもお洒落!😳💦まるで高級ブティックです。
もう少し着るものも気合い入れれば良かったかな?(笑)😅

フランス車と言えばすぐに思い当たるのがその独自性、独特性。
特にこれまでのプジョールノーシトロエンの3ブランドは、プジョーから順にフランス色というか、フランス車ならではの独特性が濃くなる気がするんですが、元はそのシトロエンのブランドだったDSですから、そのあたりのアクの強さと言いますか、オリジナリティも見てみるのが楽しみです。
早速、 見てみましょう!
 
ナンチャッテ自動車評論家、sazabinさんのインプレです。
なお、あくまで個人的観点なので気を悪くされたらすみません。
個人的評価ですが各項目については5段階で評価したいと思います😃


試乗車:DS3
グレード:Chic
 
☆目次★

エクステリア(★★★★★)

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DS DS3 <投稿者撮影>
試乗車はブルーアンクルという紫寄りの青色をした(陽の下で見たからかな?)モデル。
実は以前よりこのDS3は気になってたので念入りに見させてもらいました🙂
全体的な印象は何と言っても

お洒落!(´・∀・)
カッコいい!(*≧з≦)
可愛い!(ノ≧▽≦)ノ

でしょうか。
※個人の感想です(笑)

何でしょうね、輸入車特有というか、ドイツ🇩🇪車やイタリア🇮🇹車にも見られない、この独特な雰囲気先進的と言いますか、とは言え奇抜でもあり、でも不快ではない…さすが芸術の都、パリを首都とする国の作品。
そう、量販車というか、作品、な気がするんですよ。

クルマってもっと情熱を持ってデザインしなきゃダメよ!
みたいな方々がデザインしたっぽいような(笑)😅日本で言うと岡本太郎的?
芸術は爆発だ!じゃないですけど、普通にクルマをデザインしようとしてもこうはならない気がするんですよ。
一瞬の閃きで一気に描いたんじゃないか?と思うような。個性の塊というか。

ちなみにカタログをパラパラと捲ってたら2ページ目にこんな文章が。

「パリの個性が駆け抜ける。
世の中は個性を讃えるけれど、なぜ同じような服装なのだろう。
なぜ同じような生き方なのだろう。
なぜ同じようなクルマが多いのだろう。
個性って、いったい何だろう。
答えはみんな、DS3が知っている。」

なるほど、すべてを言い表してるような気がしますね。
特に日本なんかだと集団を大切にする文化があるわけで、個性的な方が叩かれる…とは言わないまでも行き過ぎた個性って疎んじられる傾向にある気がしますが、そこをさらに突き抜けると称賛や尊敬に変わるとこがありますよね。

多分、自分が前から気になってたのはそれだからなのかな?
だって、他にないんだもん、こんなクルマ(笑)😅個性的ってこういうことなのかー(笑)

印象はさておき、各部見てみます。
クラスとしてはコンパクトカークラスになるんですが、珍しく何と3ドア!😳💦
国産ならヴィッツとかデミオのクラスですが、その中での3ドアはなかなか珍しい。
フィアット500とか輸入車だと時々見かけますが。

ちなみに3サイズとホイールベースは、

全長:3,965mm
全幅:1,715mm
全高:1,455mm
なので、先日乗ったトヨタ、アクアとほぼ同じサイズ感ですね😃

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DS DS3 フロント周辺 <投稿者撮影>

フロントは、恐らくDSブランドとして統一化しようとしてるのだと思いますが、六角系型のグリルをメッキでグルリと囲んでヘッドライトまで伸ばしてくるデザイン
もうこれだけで独特な気がしますね🙂
最近マツダなんかもこういうメッキの使い方を意識してるようにも思います☺️

んで、ヘッドライトは片目4連?なのかな?
鋭くコの字型のLEDの内側に、ギョロリとした目のような感じのライトが沢山!これだけでもユニット単体で結構するんだろうなぁ、価格が(笑)😅

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DS DS3 サイド周辺 <投稿者撮影>

空力も凄く滑らかというか、丁寧に考えられてるなと思いました。ちょうどグリルから伸びてるメッキの部分から誘導される形でフェンダーに伸び、ドア後ろの…何て言うんだ、横から見たらニョッキと生えた牙みたいな部分で空気をジャンプさせるみたいにうまく後ろに流してるように見えます☺️

そう、デザインでやっぱり気になるのはこの牙の部分ですよね😅写真だと光の関係で見辛いので、リア周りの写真の方が見やすいかな?
特に上記の整流がメインの目的とも思えず…でもフランス車って実は全ての造形に意味があったりとても合理的なので、やっぱり整流目的なのかも。
それに、この部分ないとやっぱりサイドから見たとき物足りないんですよね。顔がアクが強いから。これくらいでちょうどいいのかも🙂

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DS DS3 リア周り<投稿者撮影>

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DS DS3 リア周り2<投稿者撮影>
リアはそこまで大きな特徴というよりは無難な感じですが、ハムスター🐹のお尻みたいなルックがキュートです☺️

エンジンルームは時間の都合で見れなかったので、帰宅後にネットで画像を拝見したのですが、ストラット上部はレインフォースでしっかり補強してあるように見えますエンジン自体もとても小さく、コンパクトにまとめられてる印象を受けました☺️
まぁ、エンジン吸気のニョキっと生えたのは何とかならなかったのか?とは思いましたが(笑)😅昔家で乗ってたホンダのライフがこんな感じだったなー(笑)

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DS DS3 ラゲッジスペース<投稿者撮影>

ラゲッジスペース周り、開け締めは手動です。補助のダンパーはありますが電動はないです。
このクラスのコンパクトにしては、あれ?意外と広い?🙂という印象。 このあたりはアクアと似たような印象ですね。
残念ながら測ることは出来ませんでしたが、大人2人分の旅行鞄がギリ入るかな?という印象です。後部座席はヘッドレスト横のツマミを引っ張って倒すタイプで、倒すとそこそこ広い空間は作れるのですが、ラゲッジスペースとの間に段差は出来てしまうので気になる方は要検討です。

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DS DS3 アルミホイール<投稿者撮影>

アルミホイールは195/55R16最近よく見るアルミ削り出しのデザインがお洒落ですね☆

インテリア(★★★★☆)

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DS DS3 インテリア <投稿者撮影>

インテリアは顔つきよりは平均的なデザインの印象がありました。
まぁ、フランス車としては、って意味でですが(笑)
シートは座ってみて肌触りがよく、程よくホールドする感じで好印象でした。
電動シートの設定はありませんが、このクラスだとある方が珍しいかな?

3ドアなので座席はレバー1つで前に大きく移動させることができます。この際、シートベルトはBピラー内に納められてるので後部座席へ乗り込む際の邪魔にもなりません
メーターは時計の針(ちょっと高級な方のCASIO G-SHOCKのアナログタイプの針みたいなやつ(笑))みたいな雰囲気の針が速度計とタコメーターに。水温系も速度計と同じとこにあるから本当に長針と短針のように見えて、遊び心があっていいなと思いました☺️

インテリアの雰囲気自体は細部にさりげなくメッキを使いつつ、ピアノブラックでシックにまとめた感じす。まぁ、グレード名もまさに「Chic(シック)」でしたが。
設計自体は少し前のモデルになるため、最近のクルマによくあるステアリング周りのスイッチはなく、レバーとなってました。クルーズコントロールとか。

ステアリングはチルト、テレスコピックが手動でついてまして、電動設定はなし
ペダルは吊り下げ式で、ブレーキペダルがかなり高いように感じましたね。
聴いてみると意図的にそういう設計になってるそうで、例えばブレーキ踏んだ際に誤ってアクセルペダルも踏んでしまった場合、必ずブレーキの踏力の方が勝つようになっているのだとか。ブレーキの方が高く設定されてるから、アクセルを踏んでしまうときにはそれ以上にブレーキペダルを踏んでる、ということだそう。合理的だ😳💦
ただ、個人的にはそれが体格に合わなかったのか、長時間運転するのは足が疲れそうだな、と思いました。

ナビやオーディオはやはりスマホ接続タイプ。見るとフロアコンソールに接続口がありました。

後部座席も乗って見ましたが、乗り込むの、なかなか大変です😱
充分に前の席を移動させればいいのでしょうが、少し手間かな、とも思いました。
座ってみたところでは身長176センチの私でヘッドクリアランスは指が一本分入るかな、くらい、膝周りは拳1個分というところです。
この関連で、と言ったら変ですけど、助手席はグローブボックス周辺が抉られたようなデザインになってるため、足元がめちゃくちゃ広いです☺️

安全装備(★★☆☆☆)

最新型のクルマですが、 上記の通り設計年度は少し前になるため、最近急激に普及した安全装置は幾つか装備がないものがあります

プリクラッシュブレーキやヒルスタートアシスト、バックカメラは標準なのですが、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビーム、斜線逸脱防止みたいなものは設定自体がないです。
エアバッグはフロント、サイド、カーテンまで標準でした。

お伺いしたところ、モデルとしてはほぼファイナルエディションだそうなので、このあたりは仕方ないかもしれませんね😶


ドライビングインプレ(★★★★☆)

さて、注目の走りは?
試乗したのは1.2リッターのターボモデル。

スペックとしては110ps/5,500r.p.m.なので、コンパクトカーとしては標準的な気もしますね☺️ということで試乗スタート。

エンジンスタートさせると 静かにエンジン始動。
簡単な説明を受けつつミラーを調整して出発!
 
お店の構造上、駐車場が離れているため営業さんが店の前に直付してくれてたので、即座に公道へ。

まず気づいたのは、

ステアリング軽っ!!😳💦

とは言っても、パワステで悪戯に軽くしてるというよりはしっかりと手に伝わる応力、レスポンスもあり、悪い印象はなし個人的には重めが好みではありますけどね☺️

走ってみて次に感じたのはやはり小回りが凄く利くということと、ボディが剛性高いな、ということ。
また、加減速についても少しの踏み込みだけですぐに車体も反応する上、ブレーキもしっかり利く上にふらつきもないし、リアも安定してる😊
恐らくは3ドアという点と、フロントのバルクヘッド周りをキチンと補強してる結果、5ドアと比べてもしっかりとしたボディが出来てるのかなと思います☺️
旋回時の荷重の掛かり方も自然なように感じましたね😃

ただ、サスペンションについては少し設定が固めなのか、もしくはボディに対しての減衰力というか、バネとダンパーの伸び縮みのバランスが合ってないのか、少しゴツゴツした感触を感じました。突き上げとかとはまた違うんですが、サスペンションを通じてボディに入ってきた力が、即座にサスペンションにガン!と跳ね返されてるような感じ
石畳の道とか走ると、結構ゴツゴツするかも?🤔と感じましたね。不快に感じるレベルではないと思うのですが。

コンパクトカーではあるけれど、そこに見られる拘りや作り込みはかなり高いんじゃないかな、と思いましたね☺️

普段の足ならこれで不満はないと思うし、女性の方が乗ってたら最高にカッコいいなと僕なら思いますね😃
なお、燃費はカタログ値がJC08モードで16.6km/Lとのこと。まぁ実燃費だと予想でこの値から-2、3kmってとこでしょうか。
 

総評

個人的評価ですが、 100点満点中87点

これはね、外観気に入ったならもう買っていいレベルだと思います☺️
勿論、これで大人4人が常時載る、とかって使い方は厳しいかもしれませんが、普段の足とか他の人があまり乗ってないようなコンパクトカー探してる、という方にはオススメです!
こんなに個性的なの、他にないですもん😊

ただ、個人的には気になったのはやはりサスペンションのゴツゴツ感と、ステアリングの軽さ(これは完全に好みのレベルの話ですが)、あとは設計が一世代前のときなので仕方ないけど安全装備面でしょうか。

上質さ、という点ではやはりこれまで90点以上付けてきたクルマと同列ではないかな、という気がしてこの点数にしました。

人とは違うクルマをお探しの方にはピッタリだと思いますね☺️
優雅におフランスの気分に浸るの、どうでしょう?

最後に、今後はDSブランドとしても多くの車種が展開されていくそうですので、気になる方は注目ですよ!

また、担当してくださいました営業のTさん、お忙しい中ありがとうございました。
この場を借りて御礼申し上げます。

以上、インプレでしたー( *´艸`)

※あくまで主観的評価となります。